子どもの自己肯定感は日常の言葉で育つ

「もっとちゃんとしてほしい」
「どうしてできないの?」
子育てをしていると、ついそんな言葉が出てしまうことがあります。
毎日頑張っているからこそ、余裕がなくなる日もありますよね。

でも、保育現場で長年子どもたちと関わってきて感じるのは子どもの自己肯定感は“特別な教育”よりも、毎日の何気ない言葉の積み重ねで育っていくということです。

私はこれまで、たくさんの子ども達、そして保護者の方と出会ってきました。その中で感じたのは、子どもは「評価されること」以上に、

  • わかってもらえた
  • 認めてもらえた
  • 大切にされている

と感じた時に、安心し、自信を育てていくということです。

人は「良い人間関係」を求めて生きていると言われています。
子どもにとって最も身近な人間関係は家族です。
だからこそ、親からかけられる言葉は、子どもの心に大きな影響を与えます。

例えば、「早くして」ではなく、
「準備頑張ってるね」
「なんでできないの?」ではなく
「どうしたらできそう?」
少し言葉が変わるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。
子どもを変えようとする前に、
「この子は今どんな気持ちなんだろう」
と考えることが、信頼関係につながります。

自己肯定感は、「すごいね」と褒め続けることで育つものではなく、

  • 自分を見てもらえている
  • 安心できる
  • 存在を認められている

そんな積み重ねの中で育っています。

忙しい毎日の中で、完璧な関わりはできなくても大丈夫です。
「おはよう」
「ありがとう」
「いてくれて嬉しいよ」
そんな日常の言葉こそが、子どもの心の土台になります。
そしてその安心感は、やがて、子どもが未来へ踏み出していく力につながっていくのだと思います。

私はこれを“0歳児から始まるキャリア形成”の大切な一歩だと感じています。